ココルポートカレッジの口コミ・評判は?自立訓練と就労移行の違い

目次

「カレッジ」という名前から、学校のような場所を思い浮かべる人もいるかもしれません。ココルポートカレッジは、障害のある人が使う福祉サービスの事業所です。

このページでは、就労移行支援のOfficeとの違い、1日の過ごし方、お金と期間、キャンパスの見分け方を整理します。出典は、運営会社ココルポートの公式サイトと、投資家向けの事業計画や決算説明の資料です。このページに広告のリンクはありません。

まず結論から

  • ココルポートカレッジは、学校ではなく、自立訓練(生活訓練)という障害福祉サービスの事業所です。キャンパスは2026年8月末で37か所あります。
  • 公式は、就労意思がある人に就労移行支援のOfficeを、就労意思があいまい・まだない人にカレッジを勧めています。
  • 利用期間は、カレッジもOfficeも原則2年です。利用料は前年度の所得に応じて1割負担がかかる場合があり、月の上限があります。
  • 同じ地名にキャンパスが2つ以上ある所があります。「溝の口」「横浜北口」の名前のOfficeは無く、この2つはキャンパスの名前です。

ココルポートカレッジとは?学校ではなく自立訓練(生活訓練)の事業所

ココルポートカレッジ(Cocorport College)は、株式会社ココルポートが運営する自立訓練(生活訓練)の事業所の呼び名です。自立訓練(生活訓練)は、障害者総合支援法に定められた指定障害福祉サービスの1つです。障害のある人が自立に向けたトレーニングを行い、自立に必要な知識やスキルを身につけるのを支えます。

ココルポートは2019年、社名をMelkから変えたときに、自立訓練を「Cocorport College」として展開すると発表しました。

ココルポートの案内では、正式な利用は障害福祉サービス受給者証(受給者証)が出てから始まります。受給者証は住んでいる市区町村が発行します。就労移行支援の案内では、役所の障害福祉課などの窓口で申請し、初めての人にはスタッフが手続きを手伝うとあります。

名前の似た「自立支援医療」は、カレッジの制度ではありません。カレッジの制度は、自立訓練(生活訓練)です。

「カレッジ」「キャンパス」は事業所の呼び名

名前に「カレッジ」とありますが、大学や専門学校のような学校ではありません。運営会社は、自立訓練(生活訓練)の事業所を「Cocorport College」と呼んでいます。

会社の中では、就労移行支援の事業所を「Office」、カレッジの拠点を「キャンパス」と数えます。進学は、運営会社が挙げる進路の1つです。

誰のための場所か(公式の言い方と、家族の不安)

公式サイトはカレッジを、障害のある青年期の人が自立に向けた知識や経験を積む「学びの場」と書いています。トップページでは、就労意思があいまい・まだない人に勧めています。運営会社の資料は、就労移行支援に通う前の段階の人を対象に想定しています。

家族のことにも触れています。運営会社の資料は、将来に不安を感じている家族の希望になるサービスを目指すと書きます。社会的引きこもりの状態にある人を、一般就労や就労移行支援などにつなぐことも狙いに挙げています。2019年の発表では、本人と家族が安心した社会生活を送れることを目的に挙げました。

何歳までという決まりは、公式サイトのカレッジのページには書かれていません。

ココルポートの事業の違いを1つの表で(Office・College・College & Work)

ココルポートには、就労移行支援のほかにも事業があります。名前が似ているので、制度の種類と、誰に向けたものかで並べます。

名前制度の種類誰に向けたものか
Office就労移行支援就労意思がある人
Cocorport College(キャンパス)自立訓練(生活訓練)就労意思があいまい・まだない人
Cocorport College & Work 千葉自立訓練(生活訓練)と就労継続支援B型を一体で行う多機能型千葉の1か所。勧める相手は、開設のお知らせに書かれていません
Officeで行うリワーク就労移行支援の事業所で行う復職支援復職を目指す人
就労定着支援就職した人が職場に長く定着できるよう支えるサービス一般就労をしている障害のある人
相談支援指定計画相談支援。福祉サービスの利用の相談を受け、目標に合わせた計画を作る福祉サービスの使い方を相談したい障害のある人

事業所の数は、会社概要の表で就労移行支援87・就労定着支援77・自立訓練48・特定相談支援6です。

自立訓練の48は、カレッジだけの数ではありません。トップページの内訳では、48のうちカレッジのキャンパスは37です。

どれも、障害者総合支援法に定められた障害福祉サービスです。利用料は、本人または配偶者の前年度所得に応じて1割負担がかかる場合があります。

就労移行支援のOfficeとどちらを選ぶ?公式の分け方と移った人の口コミ

同じ会社に、カレッジと就労移行支援のOfficeの両方があります。公式の分け方、制度の違い、カレッジからOfficeへ移った人の口コミの順に並べます。

公式と運営会社の分け方

分かれ目は、働く意思がはっきりしているかどうかです。公式は、就労意思がある人にOfficeを、あいまい・まだない人にカレッジを勧めています。

項目カレッジ(自立訓練)Office(就労移行支援)
制度自立訓練(生活訓練)就労移行支援
勧める相手就労意思があいまい・まだない人就労意思がある人
運営会社の位置づけ就労移行支援に通う前の段階の人を想定週2日程度の通所からでも受け入れる
利用期間原則2年原則2年
職員の配置の決まり職業指導員と就労支援員は置かなくてよい職業指導員・生活支援員と就労支援員を、利用者数に応じて置く

カレッジとOfficeをどう選ぶかの基準は、公式には書かれていません。通う日数や過ごし方は、見学で確かめることになります。

カレッジからOfficeへ移った3人の口コミ(公式)

Officeの公式ブログには、カレッジからOfficeに移った人のインタビューが3件あります。どれも運営会社が載せたもので、就職した人や利用中の人が答えています。

横浜Officeから就職した卒業生(ココルポート横浜Officeの公式ブログ・2025年4月。3人へのインタビューのうち1人の回答)

同じココルポートの町田駅前キャンパス(自立訓練)を利用していた時に就労移行支援のチラシを見て、利用したいと思いました。

Officeを使い始めたきっかけを聞かれての答えです。この人はコミュニケーション系のプログラムで働くうえで必要な力が身についたと話し、水耕栽培の仕事に就くと答えています。運営会社も、カレッジの卒業生がOfficeの利用者になる流れを事業の狙いに挙げています。

探したところ: ご卒業生の方へあれこれインタビュー(ココルポート横浜Officeのブログ)

新浦安駅前Officeから就職した20代の男性(ココルポート新浦安駅前Officeの公式ブログ・2026年9月の卒業生インタビュー)

以前自立訓練サービスのCocorportカレッジに通所していたことがあり専門学校卒業後に通える範囲内にCocorport新浦安駅前Officeがあることを知って入所を決めました。

利用を始めて1年は休みがちだったと振り返る人です。総務部の部署活動で日直や印刷を担い、2年通って大手企業の清掃・軽作業の仕事に就きました。就労移行支援の利用期間は、原則2年です。

探したところ: 祝就職! 卒業生インタビュー ~第2弾~(ココルポート新浦安駅前Officeのブログ)

カレッジから移り、川越第3Officeを使って半年の人(ココルポート川越第3Officeの公式ブログ・2026年7月のインタビュー)

雰囲気が違います。キャンパスは明るく雰囲気が柔らかい感じがあります。Officeは雰囲気が明るい中でも少しカッチリとした雰囲気があります。最初は少し緊張しましたが最近は慣れました。

カレッジとの違いを聞かれての答えです。利用前に何回か実習に参加し、雰囲気がよくスタッフが優しかったので選んだと話しています。Officeは、働くための知識やスキルを身につけ、就職後の定着までを支えるサービスです。

探したところ: 利用半年が経過したトレイニーさんへインタビュー(ココルポート川越第3Officeのブログ)

就労移行より自立訓練が合うと考えた人の口コミと、よくない側の口コミの件数

公式でない口コミもあります。2024年3月にX(旧Twitter)へ投稿した人は、6つの事業所を見学・体験した感想を書いています。

見学先にはココルポートも入っていて、昼食と交通費の支援があり、個別の講義が多いと書いています。この人は、自分の課題は仕事の力よりも、感情のコントロールや頑張りすぎにあると考えました。そして、就労移行支援より自立訓練のほうが合っているかもしれない、と書いています。

カレッジの名前を挙げた公式でない口コミは、2026年10月時点で、このサイトが集めた中に0件です。Officeについて「合わなかった」という話は、ココルポートの評判のページで件数と話題をまとめます。

カレッジの1日と5つの分野のプログラム

カレッジの1日は朝礼から始まり、午前と午後に1回ずつプログラムがあります。公式サイトが示す1日の流れは、次のとおりです。

時間すること
10:00朝礼
10:00〜12:00プログラムか個別訓練
12:00〜13:00お昼休憩
13:00〜14:50プログラムか個別訓練
15:00終礼

集合プログラムは、必ず出るものではありません。関心のあるものを選んで参加し、出ない時間は個別プログラムで過ごします。

ほとんどのプログラムは、同じ内容を個別と集合の両方で受けられます。集団で緊張する人は、まず個別で受けて慣れてから集合に移れるよう配慮している、と公式は書きます。

プログラムは、5つの分野に分かれます。

分野何を身につけるか
生活衣食住や金銭管理、人付き合いや危機管理など、生活に関わる知識
コミュニケーション相手の話を聴く・自分の考えを決める・相手に伝える練習
研究「鉄道」「アニメ」など身近なテーマを調べ、まとめて発表する
イベントうちわや風鈴などの季節の物づくり、年賀状づくり、ゲームやパズル
仕事業務や作業で得意・不得意を知る。就職を目指す人はビジネスマナーも学ぶ

プログラムの数は、公式の中で2通りの書き方があります。カレッジのページは300種類以上です。「ココルポートについて」のページと運営会社の資料は、450種類以上と書きます。

お金と期間(利用料・お弁当・交通費・何年通えるか)

お金と期間について、公式に書いてあることを項目ごとに並べます。

項目公式に書いてあること条件
利用料本人または配偶者の前年度所得に応じて、1割負担がかかる場合がある所得の区分ごとに、月の負担の上限がある
お弁当希望者に1食100円(実費)で出すカレッジのページの記載
交通費会社の応援制度。上限1万円で、通所日数×自宅から事業所までの往復のIC運賃の実費公共交通機関を使い、受給者証が出て正式に利用を始めた人。行政の助成が無いか、あっても実費が出る人。一部の事業所は実施なし
ランチ会社の応援制度受給者証が出てから。終日か午前半日の通所に限る。一部は実施なし・軽食のみ
利用期間原則2年就労移行支援も原則2年

交通費とランチの応援制度は、会社の制度として紹介されています。カレッジのキャンパスに当てはまるかは、そのページに書かれていません。

所得の区分ごとの上限の額は、ココルポートの費用のページにまとめます。

カレッジを出たあとの進路と、公表されていない数字

カレッジのページは、進路として一般企業、特例子会社、就労移行支援、就労継続支援A型・B型を想定していると書きます。「ココルポートについて」のページでは、進路に進学も入っています。

進路は、本人の意思を尊重しながら、日々の活動や毎月の面談を通じてスタッフも一緒に考えるとあります。

一方で、カレッジから何人がどの進路に進んだかの数字は、公式サイトと運営会社の資料に見つかりません。トップページの「累計就職者数6,200名以上」(2026年10月時点)は、どの事業の利用者の数かが書かれていません。カレッジの進路の数字としては読めません。

37キャンパスの場所と、同じ地名のキャンパスの見分け方

カレッジのキャンパスは、2026年8月末で37か所です。トップページも37キャンパスと書き、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫・福岡を挙げています。

地域別の数と開設の年

地域キャンパスの数最初の開設
1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)282020年4月(川崎・横浜)
大阪府32023年4月(大阪梅田)
兵庫県22026年4月(阪神尼崎駅前・神戸三宮駅前)
愛知県22025年4月(名古屋駅前・名古屋金山)
福岡県22024年4月(天神駅前)

数は運営会社の資料の2026年8月末時点で、多機能型事業所を含みます。多機能型事業所は、2種類以上の障害福祉サービスを一体で行う事業所です。

最初のキャンパスは、2020年4月に開いた川崎と横浜です。その後も、おもに毎年4月にまとめて開いています。沿革の年表に並ぶキャンパスを数えると37で、資料の数と同じです。

2026年9月の資料には、博多エリアの2拠点を8月1日に多機能型の1拠点へまとめたとあります。どの2拠点かは書かれていません。

同じ地名に2つ以上あるキャンパス

同じ地名を含むキャンパスが、5つの地域にあります。名前が似ていても、開いた年の違う別のキャンパスです。同じ地名のOfficeも並べます。

地名キャンパス(開設)同じ地名のOffice
横浜横浜(2020年4月)・横浜北口(2021年4月)・横浜関内駅前(2024年4月)・新横浜駅前(2024年4月)横浜・横浜第2・横浜関内・新横浜駅前
大宮大宮(2021年4月)・大宮東口(2022年4月)大宮・大宮第2
八王子八王子駅前(2021年4月)・京王八王子駅前(2022年4月)八王子駅前・八王子第2
千葉千葉(2021年4月)・千葉駅前(2022年4月)・College & Work 千葉(2025年10月)千葉
大阪梅田大阪梅田(2023年4月)・大阪梅田第2(2025年4月)大阪梅田

「ココルポート+地名」で探すときの見分け方(Officeがある所・無い所)

溝の口と横浜北口には、同じ名前のOfficeがありません。この2つの名前で出てくるのは、カレッジのキャンパスです。

大宮・川越・相模大野・湘南藤沢・平塚・八王子・新横浜は、キャンパスと同じ地名のOfficeもあります。Officeの場所は、ココルポートの拠点のページにまとめます。

Cocorport College & Work 千葉(自立訓練とB型の多機能型)

Cocorport College & Work 千葉は、2025年10月1日に開いた多機能型事業所です。カレッジの自立訓練(生活訓練)に、ココルポートとして初めて就労継続支援B型を併せました。

就労継続支援B型は、雇用契約に基づく就労が難しい人が、生産活動などを通じて訓練する障害福祉サービスです。

所在地は千葉市中央区で、京成千葉線の千葉中央駅から徒歩3分です。定員は、自立訓練(生活訓練)が10名、就労継続支援B型が10名です。

千葉キャンパス・千葉駅前キャンパスとの関係は、開設のお知らせには書かれていません。

ココルポートカレッジのよくある質問(Q&A)

ココルポートカレッジは大学や専門学校のような学校ですか?

学校ではありません。障害者総合支援法の指定障害福祉サービスである、自立訓練(生活訓練)の事業所です。進学は、運営会社が挙げる進路の1つです。

通うには何が必要ですか?

障害福祉サービス受給者証(受給者証)です。ココルポートの案内では、正式な利用は受給者証が出てから始まります。就労移行支援の案内では、市区町村の障害福祉課などの窓口で申請し、スタッフが手続きを手伝うとあります。

何年まで通えますか?

自立訓練(生活訓練)を受けられる期間は、原則2年間です。就労移行支援も、同じく原則2年間です。

利用料はかかりますか?

本人または配偶者の前年度所得に応じて、1割負担の利用料がかかる場合があります。負担には、所得の区分ごとに月の上限があります。ココルポートは現在90%程度の人が自己負担なく利用していると書きますが、どの事業の利用者の割合かは書かれていません。

カレッジから就労移行支援のOfficeに移れますか?

移った人がいます。このページで紹介した3人は、カレッジのあとにOfficeを使いました。運営会社も、カレッジの卒業生がOfficeの利用者になる流れを狙いに挙げています。移るときの手続きは、公式の資料に書かれていません。

集団が苦手でも通えますか?

ほとんどのプログラムは、同じ内容を個別と集合の両方で受けられます。公式は、集合が不安な人がまず個別で受けて慣れ、それから集合に参加できるよう配慮していると書きます。

「ココルポート 自立支援」で調べました。自立支援医療と関係がありますか?

カレッジが使う制度は、自立訓練(生活訓練)という障害福祉サービスです。名前の似た「自立支援医療」の制度ではありません。

まとめ:名前ではなく制度で選び、複数を見学して確かめる

ココルポートカレッジは学校ではなく、自立訓練(生活訓練)の事業所です。就労移行支援のOfficeとは制度が違い、公式は働く意思の有無で勧め分けています。利用期間は、どちらも原則2年です。

キャンパスは2026年8月末で37か所あり、同じ地名に2つ以上ある所もあります。カレッジとOfficeのどちらが合うかは、名前ではなく制度と過ごし方で比べます。いくつかを見学し、通う日数や1日の過ごし方を確かめて選べます。

参考にした記事

  1. 株式会社ココルポート 公式サイトのトップページ「就労移行支援・リワーク・自立訓練なら【ココルポート】」.
  2. 株式会社ココルポート「就労移行支援事業所一覧」(公式サイト).
  3. 株式会社ココルポート「会社概要/企業理念」(公式サイト).
  4. 株式会社ココルポート「沿革」(公式サイト).
  5. 株式会社ココルポート (2019)「障害者就労移行支援事業を展開するMelkは『ココルポート』へ社名変更し、新たに『Cocorport College(自立訓練事業)』を展開へ」. PR TIMES.
  6. 株式会社ココルポート「就労移行支援サービスのご利用までの流れ」(公式サイト).
  7. 株式会社ココルポート「交通費・ランチ応援制度紹介」(公式サイト).
  8. 株式会社ココルポート「Q&A」(公式サイト).
  9. 株式会社ココルポート「Cocorport College(自立訓練(生活訓練))の特徴」(公式サイト).
  10. 株式会社ココルポート「ココルポートについて」(公式サイト).
  11. 株式会社ココルポート (2026)「2026年6月期 決算説明資料」(2026年8月13日).
  12. 株式会社ココルポート (2026)「事業計画及び成長可能性に関する事項」(2026年9月18日).
  13. 株式会社ココルポート (2025)「ココルポート初となる就労継続支援B型併設の多機能型事業所を開設」(2025年10月1日).

公式の口コミの出典: V0379(ココルポート横浜Officeのブログ)/V0280(同 新浦安駅前Officeのブログ)/V0304(同 川越第3Officeのブログ)。いずれも運営会社の公式サイトに載ったインタビューで、引用は原文のままです。

更新履歴: 2026-10-15 公開