ミラトレの口コミ・評判と料金は?自己負担の上限と決まり方

目次

ミラトレに通うと、月にいくらかかるのでしょうか。月謝のような料金表はあるのか、通った人はお金のことをどう書いているのか。このページは、そんな疑問に答えます。

ミラトレは、障害者総合支援法が定める障害福祉サービスの一つ、就労移行支援の事業所です。ミラトレの解説によると、自己負担額は厚生労働省が定めていて、どの事業所も一律です。料金は事業所ごとの値段ではなく、前の年の収入で決まる月の上限で決まります。運営会社パーソルダイバースの料金の説明と、お金に触れた口コミ11件を、区分の表と話題に分けて紹介します。

【結論】ミラトレの自己負担は前年の収入で決まる月の上限まで、9割以上が自己負担なし

  • ミラトレの自己負担は、前の年の収入で決まる月の上限までです。上限は0円から37,200円までの4つの区分で、料金の解説ページによると9割以上の人が自己負担なしで利用しています。お金のことに触れた口コミは11件見つかりました。事業所が載せた就職者の話が5件、本人の日記やブログ、Google マップの口コミが6件です。この5件は、事業所が選んで載せた、就職が決まった人の話です。いちばん多いのは失業保険や障害年金に触れた話(6件)で、利用料が高いと感じて利用を見送った人も1人いました。
  • 数えるのは、18歳以上なら本人と配偶者の前の年の所得です。自分がどの区分になるかは、住んでいる自治体の役所に確かめるか、ミラトレに相談すると分かります。
  • 利用料のほかに公式サイトが挙げるお金は、通所の交通費です。助成は住んでいる市しだいで、料金の解説ページにはミラトレの拠点がある3つの市の例が載っています(2023年1月時点)。体験利用と、資料請求・相談は無料です。
  • 就職したあと6か月の職場定着支援は無料です。7か月目から最長3年の就労定着支援は、利用料金の1割を自己負担します。
  • 通うかを決める前に、約1時間の見学と、原則3日間の無料の体験利用ができます。交通費や昼食の扱いも、そのときに聞いてみてください。申し込みは、ページの最後の箱からどうぞ。

ミラトレの利用料の上限:前年の収入で決まる4つの区分、9割以上は自己負担なし

毎月いくら払うことになるのか、通う前に知っておきたいですよね。ミラトレの利用料は前の年の収入で決まる月の上限までで、区分によって0円から37,200円です。料金の解説ページによると、9割以上の人が自己負担なしで利用しています。

この上限は厚生労働省が定めている、とミラトレは説明しています。利用料そのものはかかりますが、その大部分は国と自治体の補助でまかなわれます。自治体によっては、自己負担分を軽くする制度もあるそうです。

区分世帯の収入の状況上限(月額)
生活保護生活保護を受けている世帯0円
低所得市町村民税が非課税の世帯。3人世帯で障害者基礎年金1級を受けている場合は、収入がおおむね300万円以下0円
一般1市町村民税が課税で、所得割が16万円未満の世帯。収入がおおむね670万円以下9,300円
一般2上のどれにも当たらない世帯37,200円

入所施設(20歳以上)やグループホームで暮らす人は、市町村民税が課税の世帯なら一般2になります。

誰の所得で決まるか:18歳以上は本人と配偶者の前年の所得

親と一緒に暮らしていると、親の収入まで数えられるのか、気になりますよね。料金の解説ページの注記によると、区分を決めるのは18歳以上なら利用者本人とその配偶者の所得です。18歳未満は、保護者の属する世帯(住民基本台帳上の世帯)の所得で見ます。

注記が挙げているのは本人と配偶者の所得だけで、親の所得は挙がっていません。一方、よくある質問のページは「前年度の世帯所得」で変わるとだけ書いていて、誰の所得かには触れていません。サポート内容のページも同じで、住んでいる自治体の役所に確かめるか、ミラトレに相談するよう案内しています。

休職中にリワークとして通う場合も、費用は就労移行支援と同じく前年度の年収で変わります。所得によっては、一部負担が出る場合があるそうです。

体験談・確認済み

適応障害で休職中のシステムエンジニア。ミラトレの見学と体験利用をした本人(個人の note・2021年9月)

会社説明会が終わった後は、支援員と面談をし、先日役所で利用条件のことで話し合いました。

やはり、月額費用が高いことや、退職していないことを踏まえると、直近ですぐに利用することを見送りました…。

体験の日に受けたプログラムは、企業2社の説明会だったそうです。その前の見学の日の日記にも、利用料は前年度の年収で決まるらしく、自分は高くて使えないかもしれない、と書いていました。18歳以上の区分は、本人と配偶者の前の年の所得で決まります。

探したところ: 就労移行支援に行ってみた!【体験編】 #50(note)

利用料のほかにかかるお金:交通費は住んでいる市の助成を確かめる

利用料が0円でも、毎日通えば交通費はかかります。公式サイトが利用料のほかに挙げているのは、通所の交通費です。体験利用のページは、交通費が自己負担でも通い続けられそうかを、体験のうちに確かめるよう勧めています。そのうえで、補助が出る場合もあるので、各自治体に相談してほしいと書いています。

料金の解説ページにも、住んでいる自治体や通う事業所によっては、交通費の補助が受けられる場合があるとあります。ただ、ミラトレが自分で交通費を出しているかは、公式サイトに載っていません。見学のときに聞いてみてください。

実際に、新松戸に通った人は、Google マップの口コミで交通費に触れています。

体験談・確認済み

ミラトレ新松戸に通った人(Google マップの口コミ・2023〜2024年ごろの投稿)

パーソルの支援事業所に限らずだが交通費は支給されないため、遠方の人が利用するのは金銭的に大変だと思う。

就業経験があり、精神障害のある身として利用したと書いている人です。近くに住んでいて、就職のために動ける人には勧められる事業所だ、とも結んでいます。新松戸のある松戸市の助成は、下の表のとおりです。

探したところ: ミラトレ新松戸の口コミ(Google マップ・2026年10月23日に取得)

料金の解説ページは、ミラトレの拠点がある3つの市の助成を、例として紹介しています(2023年1月時点)。

市(ミラトレの拠点)対象と助成の算定上限
横浜市(ミラトレ横浜・ミラトレ桜木町)「市内にお住まいの方が対象で、市外の通所先に通っている場合助成が受けられます」とあります。電車・バスは、片道1回の運賃×通所回数と、6カ月定期券代の低いほう。自家用車は1kmあたり20円×通所回数電車・バスは「6カ月定期券代(上限額)」
松戸市(ミラトレ新松戸)障害者施設などへ通う市内在住の人。電車・バスは、往復の運賃×通所日数と、3カ月定期券の1/3の安いほう(障害者割引のあとの額)。自家用車は認定経路5kmごとに日額100円月10,000円(電車とバスを併用する場合は20,000円)。自家用車の日額は、片道20kmにあたる500円まで
大阪市(ミラトレ梅田)就労移行支援事業所へ通う市内在住の人で、公共交通機関を使う人だけ。1カ月の定期代の半分相当月5,000円

どれも2023年1月時点の情報で、ほかに細かい要件があったり、その後変わったりしている場合もあります。今の要件は、住んでいる市区町村の窓口で聞いてみてください。

交通費のことを書いた口コミは、新松戸の1件を含めて2件です。もう1件は、いくつかの事業所を見学して比べた人のブログです。交通費の負担が少ないこと(往復300円以内くらい)を、通う先を選ぶ条件の一つにしていました。

交通費の助成のほかに、見学で聞いておきたいお金のことは次の4つです。どれも、料金の解説やよくある質問、体験利用のページに載っていません。

  • 昼食の扱い
  • パソコンなど、通うのに用意する物があるか
  • 教材費がかかるか
  • 体験利用の間の交通費

体験利用・相談・セミナーは無料

通うかを決める前の段階で、お金はかかるのでしょうか。体験利用は、一切料金がかかりません。ミラトレは契約の前に3日間の体験利用を勧めていて、本人の状況によっては1日だけの場合もあります。

資料請求と相談も無料です。見学はおよそ1時間で、通うかどうかをその場で決めなくても大丈夫です。利用を考える人向けのセミナーや体験会も無料ですが、オンラインで参加するときはインターネットの通信料がかかります。

通っている間の収入:給料・工賃は基本出ず、アルバイトは原則禁止

通っているあいだ、収入はどうなるのでしょうか。ミラトレの料金の解説ページによると、就労移行支援は訓練が目的の事業所なので、給料や工賃は基本的に出ません。事業所によっては、企業から受けた仕事を訓練として請け負い、工賃が出る場合もあるそうです。ただ、ミラトレで工賃が出るかは公式サイトに載っていないので、気になる人は見学で確かめてみてください。

通った人の口コミにも、お金が出ないと書いたものが2件あります。1件は、川崎に約1年半通った人の Google マップの口コミで、お金の支給はないと書いています。もう1件は、梅田に11か月通って就職した人の公式のインタビューです。見学の前に、賃金が出ないことに生活面の不安を覚えたと話しています。

通っていない人の意見として、ミラトレでは工賃が出ないと書いた知恵袋の回答もあります(2020年)。

利用中のアルバイトは、原則として禁止です。ただ、住んでいる自治体がアルバイトとの両立を認めていれば、自治体と事業所の許可を得てできる場合があります。許可が出る例として挙がっているのは、家庭の事情などで経済的に厳しい人です。

通っている間の生活費の口コミ:失業保険や障害年金と並べて通った人

給料が出ないなら、通う間の生活費はどうしていたのか。口コミでいちばん多いのは、失業保険(雇用保険)を受けながら通った話で3件でした。障害年金に触れた口コミも3件あります。

  • 失業保険を受けながら通えると知って、生活面の不安が和らいだ: 1件
  • 失業保険の受給の期限を見ながら、就職活動を進めた: 2件
  • 障害年金の受給の手続きがあり、最初の月は週4日で通った: 1件
  • 障害年金のことを、ミラトレの講座などで教わった: 2件

6件のうち5件は、事業所が載せた就職者の話です。

体験談・確認済み

ミラトレさいたまに約10か月通い、実習先の企業から内定を得た本人(ミラトレさいたまの事業所ブログ・2026年6月)

早いもので、昨年6月に体験をしてミラトレさいたまに通所するようになり、10ヵ月ほどが経過しました。

失業保険の期限の関係もあって、昨年の12月から就職活動を本格化させたのでそこからは4ヵ月が経過したことになります。

就活では、いくつもの企業の実習や委託訓練に行ったそうです。向いていると思っていた仕事が合わず、迷っていた仕事が合うと感じたこともありました。就労移行支援を使える期間は、原則2年(24か月)です。

探したところ: 卒業します(LITALICO仕事ナビ・ミラトレさいたまのブログ)

Google マップにも、通っているうちに障害年金のことを教わった、という口コミがあります。

体験談・確認済み

ミラトレ藤沢に半年ほど通った人(Google マップの口コミ・2022〜2023年ごろの投稿)

障害年金や服薬に関する応用的なことまでたくさんの事を教えていただき

社会人のマナーや、ブラインドタッチなどのパソコンの基礎も教わったと書いています。スタッフはみな真摯に対応してくれた、とも振り返っています。

探したところ: ミラトレ藤沢の口コミ(Google マップ・2026年10月23日に取得)

通っていない人の書き込みとしては、外部の社会保険労務士の X の投稿もあります(2023年8月)。ミラトレ梅田で利用者向けに障害年金のセミナーを開き、質疑応答で多くの質問が出たそうです。

就職したあとのお金:6か月は無料、7か月目からは1割の自己負担

就職したあとも支援を受けたいとき、お金はかかるのでしょうか。料金の解説ページによると、就職後6か月の職場定着支援は無料です。7か月目から希望すれば受けられる就労定着支援には、自己負担があります。

時期受けられる支援自己負担
就職後6か月まで職場定着支援無料
7か月目から最長3年(希望する人)就労定着支援利用料金の1割。額は前の年の所得で変わる

書き方は、ページによって少し違います。料金の解説ページは、就労定着支援の負担を「前年の所得に応じて」とだけ書いています。定着支援のページは、開始を「就職後6カ月を過ぎてから」とし、「6カ月目までは、従来の就労移行支援サービスを利用します」と書いています。詳しくは利用のときに確かめてほしい、とのことです。

ミラトレの就労定着支援は、ほかの会社の就労移行支援を使って就職した人も使えます。また、事業所一覧を見ると、ミラトレ金山のサービスの欄には就労定着支援の表記がありません。金山に通う人は、就職後の支援をどこで受けるのか、見学のときに聞いておいてください。

ミラトレの料金についてよくある質問(Q&A)

ミラトレの料金は、通う拠点によって違いますか?

自己負担額は厚生労働省が定めていて、どの事業所も一律だとミラトレは説明しています。拠点によって違いが出るのは交通費です。助成があるか、いくら出るかは、住んでいる市区町村で変わります。

障害者手帳がなくても、ミラトレを使えますか?

自治体の判断で、医師の診断と定期的な通院があれば使える場合があります。ご利用の流れのページにも、受給者証は手帳がなくても医師の診断・定期的な通院があれば申請できる、とあります。まずはミラトレに相談してみてください。

受給者証が届く前から通えますか?

受給者証の申請から利用開始までは、2週間〜1か月ほどかかります。期間は、住んでいる自治体や本人の状況で変わります。交付を待つあいだも、希望すれば通うことができるそうです。その間の料金の扱いは公式サイトに載っていないので、見学のときに聞いてみてください。

利用の契約のときに、何を持っていけばいいですか?

福祉サービス受給者証と印鑑、持っていれば障害者手帳を用意します。年齢などによっては、契約のときに保護者の同席を頼まれる場合があります。

就職して辞めたあと、ミラトレをもう一度使えますか?

使えます。ただし使える期間は、24か月から1回目に使った期間を引いた残りです。たとえば14か月使って就職した人なら、原則10か月になります。審査を経て延長されたり、再利用のときに最長2年を設けてもらえたりする場合もあるので、まず住んでいる自治体に相談してみてください。

まとめ:ミラトレの料金は前年の収入しだい、交通費と就職後のお金も見学で確かめる

ミラトレの自己負担は、前の年の収入で決まる月の上限までです。料金の解説ページによると、9割以上の人が自己負担なしで利用しています。18歳以上なら、数えるのは本人と配偶者の所得です。交通費は住んでいる市の助成を確かめ、就職後は6か月が無料、7か月目からの就労定着支援は利用料金の1割を自己負担します。

お金に触れた口コミ11件から分かることは、次の3つです。

  • いちばん多いのは、失業保険や障害年金に触れた話で6件
  • 交通費のことを書いた声と、通う間にお金が出ないと書いた声が2件ずつ
  • 休職中に利用料が高いと感じて、利用を見送った人が1人いる

自分の区分は、住んでいる自治体の役所に確かめるか、ミラトレに相談すると分かります。約1時間の見学と、原則3日間の無料の体験利用のときに、交通費や昼食の扱いも聞いてみてください。申し込みは、下の箱からどうぞ。

参考にした記事

  1. パーソルダイバース「就労移行支援ミラトレ」公式サイト トップ.
  2. パーソルダイバース「就労移行支援事業所一覧」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  3. パーソルダイバース「就労移行支援の対象者」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  4. パーソルダイバース「就労移行支援とは」(就労移行支援ミラトレ公式サイト・就労移行支援ガイド).
  5. パーソルダイバース「就労移行支援の利用料金」(就労移行支援ミラトレ公式サイト・交通費の助成の例は2023年1月時点).
  6. パーソルダイバース「就職後の定着支援」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  7. パーソルダイバース「ご利用の流れ」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  8. パーソルダイバース「体験利用のすすめ」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  9. パーソルダイバース「よくあるご質問」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  10. パーソルダイバース「イベント・セミナー情報」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  11. パーソルダイバース「ミラトレリワーク」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).
  12. パーソルダイバース「就労移行支援で受けられるサポート内容」(就労移行支援ミラトレ公式サイト).

当事者の口コミの出典: ミラトレ公式サイトの就職者インタビュー/ミラトレの事業所のブログ(LITALICO仕事ナビ)/本人の日記・ブログ(note・アメブロ)/Google マップの各拠点の口コミ/Yahoo!知恵袋の回答/X の投稿。Google マップの口コミは、2026年10月23日にこのサイトが読んだものです。引用は原文のままです。口コミの箱の札の「体験談・確認済み」は、本人の体験が時期や場面などの具体から読める体験談として、このサイトが確かめたものです。「意見」などの札は、それ以外の書き込みです(通った人の体験談とは限りません)。

更新履歴: 2026-10-29 公開